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2018/12/13
「寄り道」学習のすすめ

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ワークの漢字「だけ」を覚えるのは効率的?

こんにちは。わかたけスクール塾長の佐藤正治です。

塾に来ている小学生には漢字を覚えてもらうために学校の感じワークから毎回漢字テストをしています。その様子を見て気が付くことがあります。
それは意味も分からず漢字だけを覚える子がいるということです。

書き間違えた漢字を見ると字そのものは正しいのですが、熟語の意味からしてこの漢字はどう考えてもはいらないよなぁ、という漢字と書き間違えているのです。
例えば「三角形のカクドを測る」で角度を確度と書くというような間違いです。その直前に「カドを曲がる」で角という字は出ているにも関わらずです。

このような間違いは感じそのものの意味を知っていれば、間違いに気づいてもおかしくありません。ただ「カクド=角度」とだけ覚えているために間違えてしまうのです。
確かに学校の漢字テストではワークに出てきた熟語だけを覚えれば、満点を取れるかもしれません。

でもそれが本当に国語の力が上がっているということになるのでしょうか?

文章を読むのに必要な力

最近、「AIvs教科書を読めない子どもたち」という本がベストセラーになり、子どもたちの文章を読む力が下がったと言われています。
実際、塾で教えていても教科書に書いてある語句の説明をきちんと理解していないなと感じる子が少なくありません。

文章を読んで正しく理解するには文の構造を理解する力と語彙力が必要となります。
どちらも必要な能力ですが、語彙力の足りない子が増えている傾向があちこちで言われています。

先日、塾向けの勉強会でこんな話を聞きました。
ある塾で理科の模擬試験をした時に、問題文に「ロウソクが燃焼する」と書かれていたそうです。しかしテストの後、生徒の何人かから「先生、燃焼するって何?」と言われたので生徒に説明すると「先生、教科書には「ロウソクが燃える」って書いてあるんだから、その通りに書いてくれないと分からないよ」と文句を言われたそうです。

また、近年、キレる子どもが増えたのは語彙力が下がっているためではないかという説があります。
赤ちゃんや幼児は自分の気持ちを正確に伝えるだけの語彙力や会話をする力がないために、自分の気持ちが伝わらないと泣いたりかんしゃくを起こしたりして、自分の欲求を相手に伝えようとします。
それと同じで語彙力が足りないことで自分の気持ちをうまく伝えられない気持ちは、そのストレスから癇癪を起こしキレてしまうのだというのです。
事の真偽は分かりませんが、納得の出来る説ではあります。

「寄り道」がより成長に近づく

では、語彙力を増やすにはどうしたらよいのでしょうか?残念ながら即効性のある方法はありません。地道な努力を続けるしかないのです。

例えば、漢字を覚える時には一手間を掛けて、辞書を引くようにすることです。

例として、「検査」という漢字がワークに出てきたとします。通常であれば「けんさ」という読みと漢字が書けるようになればOKとしてしまいます。

けれども、漢和辞典で「検」という字と「査」という字を調べてみるのです。

実際に「検」を調べると次のようなことが分かります。

  • きへんの漢字で、つくりの部分が「ケン」という音を表している
  • きへんは気に関わる漢字に使われ、「ケン」は「みんなそろえる」という意味を持ち、ここから「検」は「みんなが口を揃えて発言することを取り調べる木製の手枷」という意味に。ここから「しらべる」という意味ができる

こう言うことが分かれば、以下のような連想も働く可能性が出てきます。

  • きへんのついた文字は木に関わる意味があるのではないか?
  • 険も作りが同じだから、よみは「ケン」じゃないか?
  • 「検討」も何かを調べて同化するという意味じゃないか?

もちろん、すぐにはこうはいかないでしょう。けれども繰り返し辞書を引き、漢字や熟語の意味を予想する習慣が出来てくれば、徐々にまだ知らない熟語であってもおおよその意味をつかめるようになってきます。

無理に暗記する必要はありません。繰り返しやっていれば自然と身についてくるのです。
辞書を引くことは一見非効率な「寄り道」に見えるかもしれません。
けれども「寄り道」の積み重ねが単に熟語を覚えただけの時に比べて、加速度的に知識を増やしていくことにつながっていくのです。

これは漢字の学習に限りません。社会に出てからも、指示された仕事に一つだけ新しい事を学ぶことを付け加えていくという習慣を続ければ、知らないうちに人一倍成長していることに近づくはずです。

「寄り道」学習が加速度的な成長をもたらすのです。

 

 

 


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