「究極の勉強法」はあるのか?

ダイエットと勉強法の共通点

いきなりですが、クイズです。

「勉強法とダイエット法の共通点は何でしょう?」

続きを読む前にちょっと考えてみてください。

どうですか?考えてみましたか?

答えは

「必要なことをやれば結果は出るが、大変なので少しでも楽になるためのノウハウが無限に出てくる」

です。

ダイエットを成功させるには?

例えば、ダイエットを成功させるには「摂取カロリーより消費カロリーが多い状態を続ける」だけです。

極論すれば、健康と体力の維持に最低限必要な食事のみをして、運動をすれば痩せることができるわけです。

けれどもこれが難しいのです。
少し前のCMで「おいしいものには糖と油が含まれている」なんて言うものがありました。実際、世の中には「美味しいもの」が溢れています。こんな状況で「必要最小限の食事」だけで済ますなんて、余程強靱な精神力を持っていないと難しいのではないでしょうか。

それなら、消費するカロリーをするために運動すれば良いのですが、これもなかなか困難です。そもそも身体を動かすのが嫌いなので運動をしていないのです。嫌いなことを強制力無しに続けることは困難です。

だからこそ、「楽に」「カンタンに」できるダイエット方法が求められています。その結果、毎週のようにダイエット本の新刊が出て、テレビやネットに様々なダイエット商品のCMがあふれているのです。

勉強を成功させるには?

では、勉強はどうでしょうか?

勉強の成功というのは、多くの場合「テストで良い成績をとる」ことではないでしょうか?

テストで良い成績を取るためには「出題範囲の内容を理解し、記憶して、適切な形式で解答する」ことができれば良いわけです。

例えば中学校の定期試験で言えば、出題範囲の教科書とワーク、配布物の内容を完全に理解して、記憶すれば良い成績を取れるのです。

しかし、ダイエットと同様にこれを実行するのは難しいのです。

部活はあるし、見たい動画ややりたいゲームもたくさんある。勉強そのものが楽しくて大好きなんていう子はほとんどいないでしょうから、そんな中で十分な学習時間を確保するのは難しい。

そのため、これまたダイエット同様に「楽に」「簡単に」できる勉強法が求められ、いくつもの勉強法が出てきています。

なぜ勉強法やダイエットの「新商品」が出続けているのか?

けれども、あなたは不思議に思いませんか?
タイトルを見る限り「誰にでも」「簡単に」「楽に」痩せられそうなのに(法律の関係か、明確に「誰でも」「絶対」とは書いていませんが)次々に新しいダイエット本が出てくることに。

勉強本も同じです。次々と新しい勉強法の本が出版されています。

もし、本当に誰にでも簡単に楽に実行できる方法であれば、皆それをすると思いませんか?

実際にはそうなっていないのは

  1. 内容がそもそも間違っている
  2. 実際に効果が出る人もいるが、効果がない人もいる
  3. 効果があっても継続することが難しい
    のいずれかではないでしょうか。

1.は余程いい加減な本でもなければありえないでしょうから、2.、3.が原因かと考えられます.

つまり現状では誰にでも適用できる「究極の」勉強法やダイエット法は存在しないと言えます。

「究極の勉強法」は存在しうるのか?

「究極の勉強法」というのは絶対にありえないのでしょうか?

私は誰にでも適用できる「究極の勉強法」はありえないが、その人に「最適な勉強法」というのは存在すると考えています。

最適な勉強法というのは人によって異なります。

ある程度「効率的な学習法」というのはあります。
しかし、人によって経験も環境も嗜好も得意不得意も異なります。細かなノウハウについては実際に試してみて、自分に合っているかどうか試してみないと分かりません。

同じ人でも成長したり、環境が変われば「最適な勉強法」は変わっていくでしょう。

言い換えれば「究極の勉強法」とは「勉強法を自分に最適化し続ける事」と言えるかもしれません。

次回は実際に勉強法を最適化するにはどうしたらよいかについて解説していきたいと思います。

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